2024年のパリオリンピックでは新種目に採用されて今注目を集めているブレイキン。
ブレイキンB-Girlの初代世界王者に輝いた日本人ブレイキンダンサーの湯浅亜実(AMI)さんをご存じでしょうか。
この記事では、2024年のパリオリンピックへの出場も獲得したブレイキン女子日本代表のAMIさんについて以下の内容をまとめました。ぜひ最後までご覧ください。
- 湯浅亜実(AMI)さんのプロフィール、戦績
- ブレイキンを始めたきっかけは?
- どんな私生活を送っているのか?
- 自分のダンススタイルへのこだわりについて
それでは早速いってみましょう!
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湯浅亜実(AMI)のプロフィール
名前 | 湯浅 亜実(ゆあさ あみ) |
ダンサーネーム | B-Girl AMI |
生年月日 | 1998年12月11日(25歳) |
出身地 | 埼玉県 |
出身大学 | 駒澤大学 |
利き手 | 左利き |
趣味 | 編み物 |
所属 | Good Foot Crew所属 |
湯浅亜実(AMI)の戦績
開催年 | 大会名 | 戦績 |
---|---|---|
2016 | Battle of the Year 2016 2 on 2 | 優勝 |
2017 | Silverback Open 2017 | 優勝 |
2017 | Undisputed World B-Boy Series 2017 | 優勝 |
2018 | Red Bull BC One | 優勝(初代王者) |
2019 | 2019年第1回WDSF世界選手権 | 優勝(初代王者) |
2019 | 第1回世界アーバン大会 | 優勝(初代王者) |
2020 | 第2回全日本ブレイキン選手権 | B-Girl部門 優勝 |
2021 | 第3回WDSF世界ブレイキン選手権 | 準優勝 |
2022 | 国際総合大会ワールドゲームズ | 金メダル |
2022 | 第4回WDSF世界ブレイキン選手権 | 優勝 |
湯浅亜実(AMI)さんの活躍はどれも素晴らしいですが、特に圧巻なのは世界最強を決める大会と称される「Red Bull BC One(レッドブル ビーシー ワン)」での優勝です。
この偉業が、AMIさんを一気に世界中に知らしめるきっかけとなったのではないでしょうか。
彼女の卓越したパフォーマンスは、その名をダンス界に刻んだといってもいいでしょう。
ブレイキンを始めたきっかけは?
湯浅亜実(AMI)さんがブレイキンに出会ったのは10歳のとき。
姉のAyuさんの影響で小学校1年生からヒップホップダンスを始めましたが、ブレイキンの有名技でもある「ウィンドミル」のかっこよさに心を奪われ、自分も同じ技に挑戦したいと思ったことがきっかけでブレイキンの道に進むことにしたそうです。
その後、ブレイクダンサーのKATSU ONEさんのもとで本格的にブレイキンを習い始めたAMIさん。
子供の頃に感じた感動が原動力となっているのですね。
どんな私生活を送っているのか?
湯浅亜実(AMI)さんがどんな私生活を送っているのかも気になるところですよね。
私生活については以下のように語っています。
基本的には練習中心の生活です。毎朝8時頃には起きて、ストレッチをすることがルーティーンワークになっていますね。その後、近所のスタジオに行くんですけど、12時から17時くらいまでの時間帯に2時間ほど。一番体が動く時間に練習するようにしています。チーム練習があるときは、夜にまた21時-23時で練習するので2部制になります。
引用:American Express
空き時間は買い物したり、ランニングをしたり、編み物をしたり、自宅で映画を観たり。友達と出かけることもありますが、基本的に家が大好きなんです。あとは、週に1回は踊らない日を作っています。他の運動もしない、身体を休めることだけに集中する日です。ダンス以外の予定も、いつもいかに練習に集中できるかを優先して組んでいますね。
引用:American Express
練習以外の時間にダンスのことを考えることはほとんどないんです。むしろ、ダンスからどう離れるかを意識しているかもしれません。ダンスだけにフォーカスする時間とその他の時間を、両極端にしたいというか、はっきりと切り替えたいんですよ。
引用:American Express
ダンスとプライベートをきっちりと棲み分けていることで余計な感情を持ち込まないようにしていることも、ダンサーとしてのパフォーマンスを支える重要な要素なのかもしれませんね!
また、AMIさんには婚約中のパートナーがいらっしゃいます。
お相手はカナダ人のアンソニー・イルズ・プットという方です。
イルズさんもAMIさんと同じブレキンダンサーとして活躍している方で、度々インスタにアップされているので、お互いのタイミングが合う時にはデートや旅行をして休日を楽しんでいるのではないでしょうか。
ダンスへのこだわりが凄い!
湯浅亜実(AMI)さんのダンススタイルは、「トップロック」「フットワーク」「パワームーブ」「フリーズ」といった基本的な動きからステップ、そしてダイナミックな大技までをスムーズに組み合わせることで、彼女自身の独自のスタイルを表現しています。
そんなAMIさんどんなこだわりが凄いのかを紹介していきます。
ダンスで着る衣装へのこだわりが凄い!
湯浅さんはダンスバトルで着る衣装には以下のようなこだわりがあるようです。
- ダンスバトルで着たい服は2サイズ買って、袖の長さや踊っているときのフィット感をチェックするようにしている。
- ダンスバトル会場のフロアの色に合わせて服の色の見え方やシルエットを気にして選ぶようにしている。
競技者としてだけでなく、演出家のような思考で、自身のダンスがどのように映えるかを客観的に見ている点に、プロ意識の高さがうかがえますね!
ダンススタイルへのこだわりが凄い!
ダンススタイルへのこだわりについては、インタビューで以下のように答えています。
「バトルでは自分がかっこいいと感じた技しか使いません。たとえ3カ月かかって習得した技でも、チェックのために撮影した動画で確認し、かっこ悪かったら使わない。一つひとつの細かい技の角度や、フローの美しさに気づいてほしいわけではないけど、こだわり抜いた動きを見た人から『Amiのダンスってかっこいい、見ていて気持ちがいいよね』と思ってもらえるとうれしい。
引用:SPUR.JP
これ、本当にすごいですよね。
AMIさんは、勝利に固執するのではなく、ダンスを見た人が「かっこいい」「見ていて気持ちがいい」と感じることに全力を注いでいます。
たしかにダンスバトルって素人目にはなかなか審査目線での上手い下手は分かりづらいですが、「なんかかっこいい」っていうの直感で伝わりますもんね!
こういった姿勢が、彼女を世界王者へと導いた強さの秘訣なのではないでしょうか。
まとめ
ダンスでの目標設定について、中長期的な設定はしていないと語っている湯浅亜実(AMI)さん。
目標は常に、次に出場する大会。それが3か月後であったり、2週間後だったり、その時によって様々ですが、その先のことは基本的にあまり考えないです。1つ達成しても次がいつもあるというスタンス。その大会で勝つためにはいま何が必要で、どんな準備をするのか。その整理はかなり細かくやりますね。
引用:American Express
目先の1戦1戦に全力で取り組む中で、現在進行中のオリンピック最終予選を勝ち進み、ぜひパリオリンピックへの切符を掴んでいただきたいです!
最後までお読みいただきありがとうございました!