2015年7月に解散した音楽男性ユニットのキマグレン。
あれから9年の時を経て2024年6月に再結成が発表され、SNS上でも喜びの声が広がっていますね。
再結成と聞くと多くの方が気になるのは、そもそもなんで解散したのか?ではないでしょうか。
この記事では、キマグレンが解散した2つの理由について解説していきます!
キマグレンは音楽活動と平行して事業を行っていた
キマグレンはアーティストとしての印象が強いですが、実はキマグレンとしてデビューする前に共同で会社を設立しており、ライブができる海の家「音霊 OTODAMA SEA STUDIO」を運営していました。
始まりはクレイ勇輝さんがISEKIさんに声をかけたのがきっかけとのこと。
その後キマグレンとしてメジャーデビューしてからも、音楽活動をしながら会社の経営もし、二足のわらじをはいた生活が送っていました。
人気曲LIFEがヒットしてからは紅白歌合戦にでるなど人気を博していただけに、会社の経営もしていたなんて驚きですね!
キマグレンが解散した2つの理由
理由①:膨れ上がった巨額の借金が原因?
キマグレンが解散した1つ目の理由は、巨額の借金にまで膨れ上がった経営難によるものだったことが考えられます。
クレイ勇輝さんのポジティブすぎる性格と無謀な経営が原因となり、最終的には約2億円もの負債を抱えていたそうです。
2005年にクレイ勇輝さん高校時代からの友人であるISEKIさんに声をかけ、逗子海岸でライブができる海の家「音霊 OTODAMA SEA STUDIO」を設立し、これがキマグレン結成のきっかけとなりました。
ライブハウス型の海の家という斬新なアイデアは、多くの有名アーティストを招き、初年度から賑わいましたが、運営初年度から7000万円の赤字を出しました。
原因は、宣伝不足や予想以上の運営費用などによるものだったとのこと。
その後も赤字経営が続き、3年目には収支がプラマイゼロになるも、累積の負債は1億円に達してしまっていたそうです。
この時点でキマグレンとしてメジャーデビューし、「LIFE」が大ヒットしたことで借金を返済できたものの、2011年の東日本大震災の影響で「音霊」は逗子海岸から撤退し、由比ヶ浜に移転。
その際にまた巨額の費用がかかり、最終的には約2億円の借金を抱えることになりました。
経営難により生まれた巨額な借金で自己破産にまで追い詰められてしまった結果、キマグレンとしての活動も難しいと考え解散を決意したそうです。
結果的には事業売却が成立し借金を清算できたことで自己破産は免れたものの、ファンに惜しまれながらもキマグレンが解散してしまったことは残念ですね。
クレイ勇輝さんの性格はとにかくポジティブ思考だといわれていますが、この性格が事業成功の鍵であり、同時に失敗の原因でもあったのではないでしょうか。
理由②:音楽業での立ち回りに限界を感じた?
もともと音楽好きなお二人がきまぐれで結成した「キマグレン」。
名前の由来は、ISEKIさんが「自由に音楽活動をしたい」という想いでソロユニットとして活動していた時の「きまぐれ」というユニット名からきています。
結果的には、ライブハウスのブッキング表に誤ってカタカナで「キマグレン」と書いたのが決定的な理由とのこと。
自由気ままにきまぐれに大好きな音楽活動をしていたお二人が解散にまで至った2つ目の理由は、メジャーデビュー後に発売されたセカンドシングルの「LIFE」が大ヒットしたことで、アーティストとしての活動が目まぐるしく変化していったことが原因だと考えられます。
2024年6月に再結成を発表された際のインタビューでクレイ勇輝さんが以下のようにコメントしています。
ユニット名にあるように、もともと“気まぐれ”で始まったのが、いつの間にかマジメになっていたんですよ。自分たちが知らないところでいろいろなことが決まっていく。しゃべっている言葉も、奏でている音も、誰かが作ったものを、ただやっているんじゃないかと悩んでいました。
引用:YAHOO!JAPANニュース
2024年6月5日にYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」で結成後初の歌唱が披露された際の冒頭でもクレイ勇輝さんが以下のようにコメントしていました。
夢を持って音楽活動を始めたはずなのに、すごく音楽をイヤになってしまった。
引用:キマグレン – LIFE / THE FIRST TAKE
本当は「ああしたい」「こうしたい」という想いがあったはずなのに、「こうしないと」「こう見られないと」という気持ちがどんどん大きくなって押しつぶされそうにイヤになった。
キマグレンが発売したシングルの中で最高順位(14位)を記録した人気曲「LIFE」。
このヒットがきっかけで紅白歌合戦に出場するなど、アーティストとして注目を浴びる一方で、自分たちが思い描いていた音楽活動そのものができなくなっていってしまったのでしょう。
クレイ勇輝さんが悩み苦しんでいる状況に対してISEKIさんは以下のようにコメントしています。
隣で苦しんでいるクレイを見ていたので、解散の話が出た時は「そうだね、もう限界だね」と思いました。自分たちのことを自分たちで決められないと人って苦しくなるじゃないですか。だったら、そこから一度抜け出してみよう、と。
引用:YAHOO!JAPANニュース
キマグレンが解散した理由は不仲が原因ではない!
キマグレンの解散については、「二人の不仲が原因では?」と噂されることもありますが、実はまったく逆なのです。
クレイ勇輝さんがキマグレンとしての音楽活動に対する悩みから「解散」の提案をしたとき、ISEKIさんはその気持ちをしっかりと理解し、受け入れたのです。
解散はお互いの信頼関係があってこその決断だったといえます。
また、クレイ勇輝さんが経営していた事業の失敗も大きな精神的ダメージとなり、解散の背景に影響していたでしょう。
キマグレンが9年の時を経て再結成を発表!
#新しいプロフィール画像 pic.twitter.com/9M7BvLApG6
— ISEKI from キマグレン (@ISEKITOWA) June 4, 2024
2024年6月4日、キマグレンの再結成が発表されました!
さらに、2024年9月1日には神奈川県鎌倉の材木座海水浴場でワンマンライブを開催することも決定。
そしてそれに先立ち、2024年6月6日にYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」で歌唱動画が配信されました。
再び色褪せない夏の名曲「LIFE」を聴けるのは、本当に嬉しいですね!
気になる方はぜひチェックしてみてください!
今後のお二人の活動にもぜひ注目していきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。